Unityでコードを書かないでゲームを作る1

コードを書かずにUnityでゲームは作れるのか?

企画意図は別段あるわけでもないけど、興味としてコードをほとんど書かずにゲームは作れるのかということにふとチャレンジしてみたくなった。去年の暮れにVプリカを使って、AssetStoreで買い物ができることがわかったのでそれで、いろいろとプラグインが導入できるようになった。それで、ふとトップページによく出てたPlayMakerっていうビジュアルプログラミングプラグインを購入してみた。それでからチュートリアルをひと通りやってみて、これは結構すんなりゲームがつくれそうだなぁと思ってコードを書かずにゲームをつくってみたくなった。

PlayMakerのグラフエディタ

Unity自体、JSライクなUnityScriptやらC#やらBoo(pythonライクな独自言語)でコード書いてゲームを作れる。けど、僕はWeb系で慣れてるからUnityScriptで学習を初めてみた。それで軽く砲台が追尾するスクリプトとか、フライトシミュレータなスクリプトとか書いていたわけだけど、どうも国内のコミニティを見ているとUnityScriptは少数派のようである。実際、UnityScriptそんなに悪くはいわれてはないけれど、ちゃんとしたゲーム作ろうとするとC#の方がなにかと便利だということはわかる。ちゃんとしたC#で書ける分、クラスやら.netやら便利なものがちらちらつかえてガチでやるならC#の方がおいしいのだろうなあと思った。それで、C#をやろうかなと思って本を買ってみたはいいものの新しい言語覚えるのって、時間がかかるなあ、だるいなあ。そんなことよりゲーム作りたいという思いが強くなっていた。というか、ここ1年ばかし、世にアプリなりを出していこうと思ってまったくできてなくて、それが気になっていたわけで、新規に言語を勉強してるのはそれをさらに先延ばしにすることになるなあと思った。それでとりあえずゲームを作ろうと思っていた矢先に見つけたのがPlayMakerだったわけである。チュートリを全部見て、理解するのになんだかんだで結構な時間がかかったのは秘密だよ☆

本当にコードを書かない方法

今回の企画とは関係ないけれども、本当にコードを書かないことも可能じゃないかと思う。PlayMakerみたいに自分でロジック組んでゲームを作るってのは結局、形を変えたコーディングなわけで完全にコード書かないということからすると微妙にずれてるのかもしれない。けど、所謂コーディングからは開放されてるはずw 一切、コードを書かないという事を実現しようと思えば、Unityの場合、AssetStoreでコードを買うなり、拾ってくれば可能である。ただし、ある程度、定形にはまりきったゲームになってしまうことは否定できない。FPSのひな形に関してはチュートリアルのプロジェクトにおおよそ必要なものがそろっているし、レーシングゲームについてもそれっぽいのが用意してある。もっとゲームとして洗練されたのが必要であれば、20−100ドルくらいで売ってるアセットストアのスクリプトを買ってきてしまえば、だいたいの形は出来上がるような気がする。ただ、すべてのスクリプトがそれなりの品質にあるかと言われたらそうでもないので注意が必要かもしれない。このへんは、身銭切って、買ってみて思い通りのものかどうかリスクをおわないとだめかもしれない。ものぐさにはそれなりのリスクが伴う。というわけで、完全にコードを書かないならお金で解決できるかもしれないということだ。

ただ、コード関係がゲームのすべてかといったらそうでもなく、他のゲームを構成する要素があって初めて成り立つ。その辺を理解しないで、いろいろ実験してみて、結果としてストレスフルな糞ゲができあがった過程をこの連載で書いていこうかと思う。

*なお、本記事の内容は、あくまで著者の体験を綴ったものであり結果を保証するものでありません。この記事を参考にして、被った損害、損失等の責任を著者は一切おいません。実際に行う場合は各自の判断と責任で行なってください。

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