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おいらの3DCG歴について

もともとはプログラマーと言いがたい自分だけど、ここ10年ばかしは技術よりのことをたくさんやってきた。 その前は、学生版のmaya買って勉強してみたりして、映像作品を作ろうとして結局失敗した。 学生時代に実写+VFXで遊んでいたけど、本当につくりたかったのは新海誠さんの「星のこえ」みたいな映像作品だった。 結局、できたのは3,4分の実写合成で実験的なことをやったものばかりだったし、 3DCGもチュートリやりはしていたけど、人物とかキャラクタとかの高度なモデリングまでいかなかった。 無機物のモデリングとアニメーションどまりでそこで止まってしまった。 で、結局、どうしてそこで止まってしまったのかつい最近まで理由がわからなかった。 一昨年の暮れあたりからお絵かきをふとしたきっかけで始めた。 なんか、面白そうな本があるから買ってみようと思って買って、そこから雪崩式に本を買い漁った。 デッサンの基礎をやろうと脳の右側で描けを読みきって初めていろいろ見え始めた。そこからBeginner’s Guide to Digital Painting in Photoshop (Beginners Guide)を読んでみたりして、お絵かきの楽しさが見えてきた。さらにその先にどうやって描くのかとか、人体の描き方とかきになって、人を描くのって楽しいね!―マンガのための人物デッサン― (廣済堂マンガ工房)とか、美少女キャラデッサン 顔・からだ編とか色々読んでみた。それで、不定期的ではあるけどposemaniacsをやって15秒とか30秒で素描をなんぼか描いてみた。萌え絵も描いてみたりはしてるけど、どう描くか、どうしたらそれっぽくかけるのかということに充填的にやっていたのでそんなに絵を完成させる方向には力を入れてなかった。けど、この絵を描く練習をすることで、いろいろとどういうものが自分にとって心地よくて、不快なのかというものも見えてきたような気がする。デッサンの訓練は、なにか目に見えるものを作るならやっておくべき訓練だと思う。

その辺のお絵かきの訓練と、ちょうど同時期にいじり始めたUnityとが合わさり初めて、ぼちぼちまた3Dをやってみるかねという気になった。今更感が強いといえば強いのだけど、絵もまだまだではあるけど少しは自分の思い描いたものを表現できるようになってきたからもしかしたらいけるんじゃないかと思った。それで、ソフトを何にするかということで考えていたらblenderが大分進化しているし、なにより無料ってことでblenderを使うことにした。僕自身の3DCG歴はshade → blender → mayaといった流れなので、初めての経験というわけではなかった。けど、今回はお絵かきをすることで、少しは養われたものを見る目が随分と役に立ってくれている気がする。それとこの10年で身につけた英語への親和性。開発をやっているとどうしても英語のドキュメントをあたらないとまともな答えを得ることができないとわかって、英語のソースに当たるのが全然、苦じゃなくなった。それでいろいろな海外のチュートリサイトをみたりしてblenderを学習していった。

たぶん、これから3DCGやろうとか、一度3DCGで挫折してるなら一度デッサンやってものを見る目を養うと案外、3DCGを理解しやすくなるかもしれない。周り道のようで近道になると思う。

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